Stephanie • April 28, 2022
「人間にとって、食は世界共通の普遍的な体験である」。これは、アメリカ料理界の発展に大きく貢献し、「料理界のアカデミー賞」にもその名を残すシェフ、ジェームズ・ビアード氏が生前残した言葉です。 食は私たちの健康だけでなく、地球環境やテクノロジーの発展など、多くの物事に影響を与えています。今日ほど、食と社会の関係が緊密な時代もないかも知れません。 飲食トレンドは常に変化していますが、2022年はコロナによりさらに早い速度で新しいトレンドが生まれてくることが予想されます。ここではその一部をご紹介します。「サステナビリティ」が欠かせないキーワードに昨今、環境問題に関する企業の取り組みに対して、消費者の要求が高まっています。「サステナブル」であることは、企業がビジネスを継続させる上で重要な課題です。 大手メーカーがゼロ・ウェイストとサステナブル・パッケージングへ: EC企業や大手食品・飲料メーカーはゼロ・ウェイストを目指し、2022年中に持続可能な製品包装を実現するための新しい取り組みが開始されます。コカ・コーラは、「World Without Waste Initiative」の一環として、2025年までに100%リサイクル可能な包装材料を、2030年までに100%持続可能な包装材料に切り替えることを目指しています。同様に、ユニリーバは2025年までにプラスチック包装の100%を再利用可能、もしくはリサイクル可能か、堆肥化可能な設計とすることを発表しています。 プラントベース(植物由来)食品の増加: 環境保護と健康意識の高まりにより、動物性タンパク質に代わるプラントベース食品が飲食業界に新たな風を吹き込んでいます。経済誌『Forbes』は、ベジ・ミートハイブリッド食品や、培養肉、プラントベース乳製品(なんとポテトを使用!)を中心に、数多くのプラントベース商品が、ファーストフードやレストランで楽しめるようになると予測しています。 フードロス削減: 材料費の高騰や、コロナでの巣篭もりによる消費者行動の変化を受けて、2021 年には多くの飲食店がメニューの選別に取り組みました。全米レストラン協会(NRA)の「What’s Hot」レポートによると、その傾向は2022年も続く見込みです。NRAは、メニューの選別が結果として今日の温室効果ガス排出量の8%を生み出しているフードロス削減に向けた有効な解決策になるのではと推測しています。 さまざまなフレーバーを楽しむ商品がトレンドに時代が変わっても、食べることが「人々の楽しみ」であることに変わりはありません。新鮮なおどろきや楽しみを与えてくれる商品が次々に登場しています。 アルコール入りデザート: 「ブージー・アイスクリーム」と言われる「お酒のアイスクリーム」がブームの予感。ブルームバーグは、この「お酒のアイスクリーム」市場は今後3年間で4億5千万ドル以上に達すると予測しています。大手アイスクリームメーカーは、このトレンドに乗るためにアルコールメーカーとの提携を開始しています。 ファンシー・ポテトチップス: 黒トリュフ味、キャビア風味、ヒマラヤンソルト味など、今大ヒットしているのが「ファンシー・ポテトチップス」です。定番のポテトチップスですが、味の組み合わせは無限大とあって、今もっとも人気が高まっている商品の一つといいます。ヘルシー志向が高まる中、フルーツチップスやカリフラワーチップスも大人気。各メーカーは新しいフレーバーや新食感商品を次々に発売しています。 RTDカクテル:RTDとはReady to Drinkの略称で、直訳すると「すぐに飲めるお酒」という意味です。かつては低価格が売りだったこのRTDカクテルも、高級感と洗練された味わいを楽しめる商品に進化し、今やアルコール市場第2位の規模に成長し、2022年には数量でウォッカを超えると予測されています。今後もこの傾向が続く中、飲食店でのRTD体験をもっと楽しんでもらえるような新しい提供方法がさまざま工夫されています。リップルズとの相性も抜群。注ぎたてのRTDを瞬時に華やかに演出し、感動と驚き、そして、パーソナルな体験を提供することが可能です。 消費者は普段楽しんでいるフードやドリンクにも、今までにない新しいおどろきや特別感を求めているようです。免疫力を高めるスーパーフードに注目がコロナ禍の2021年、免疫力を高めるスーパーフードに注目が集まりました。コロナ収束が不透明な中、今後も脚光を浴び続けることが予想されます。 アダプトゲン: 具体的には、アダプトゲン トゥルシー(ホーリーバジル)、アシュワガンダ、ロディオラ、高麗人参、マカ、ローズマリー、霊芝などのアダプトジェニック・ハーブや菌類です。これらは、免疫力を高めるだけでなく、人々の健康、ストレス、ホルモンバランス、エネルギー代謝を支えるために何世紀にも渡って使用されています。2022年にはサプリメントとしてだけではなく、トレイルミックスやグラノーラといった食品や飲料製品に取り入れられていく見込みです。アダプトゲンを取り扱っている著名なアメリカ企業は、今後ラテなどのドリンクに使用するパウダーとしても需要が出てくるのではと期待しています。 プロバイオティクスとプレバイオティクス: プロバイオティクスはヨーグルトや納豆などに含まれ、腸内環境を整えることで私たちの健康に役立つことが知られています。プレバイオティクスは、オリゴ糖など有用な腸内細菌の餌となる食品成分を摂取することによって腸内環境改善に役立ちます。健康志向が高まることで、この二つの微生物がなんとRTD市場でも注目されています。Grand View Researchによると、2019年の世界のプロバイオティクス市場が136億5000万ドルであったのに対し、2020-2027年の年間成長率は6.1%、プレバイオティクス市場は2027年に95億ドルを超えると予想されています。 機能性食品の需要は年々高まっています。コロナが沈静化することでいくぶんスローダウンする可能性はあるものの、継続的な健康志向の高まりによるスーパーフード需要は今後も高まっていくでしょう。進化し続ける飲食体験飲食店のブランディングは、顧客体験のあらゆる面に影響を与えます。顧客は今まで以上に、ワクワクする体験や、エンターテイメントとしての娯楽性、自分の好みに合ったカスタマイズを求めています。それは店内飲食だけでなく、テイクアウトでも同様です。 テイクアウトにもブランド体験を: メニュー品目が選別されていく一方、宅配サービスや店内デジタルメニューを活用することで、消費者の好みに合わせたカスタマイズが簡単にできるようになりました。テイクアウト客が増えるにつれ、店外での飲食体験でいかに自店舗ならではの特別感を感じてもらうか(ブランド体験)が飲食店の課題となっていますが、ここでもデジタルが活用されています。例えば、店舗で流している音楽プレイリストにアクセスできるQRコードをテイクアウト客に提供し、あたかも店舗で食事をしているかのような気分を味わえるようなサービスを提供している店舗があります。店舗メニューを気軽に作ることができるミール・キットの販売や、インスタ映えを意識した自宅での即席カクテル・キットなど、宅配サービスがメジャーになったからこそ可能になった新しいサービスも増えています。 外食での非日常体験: 外食機会が減るほど、一度の食事を特別なものものです。飲食店の差別化が今まで以上に求められています。趣向を凝らしたおしゃれなテラス席や個室空間、ライバルシェフ同士のコラボレーション、そこでしか手に入らない食材を使った料理、味覚だけでなく五感で味わう体験(例えばリップルズのような視覚効果も!)などなど、非日常的な体験が求められています。 自動化が加速: 外食業界では継続的なオペレーション自動化が予想されています。アメリカでは50%の外食企業が2025年までにさまざまな形での自動化を導入する予定とのことです。ホワイトキャッスル、マクドナルド、チックフィレイなどの大手チェーン企業は、ドライブスルーでの自動注文からロボット調理まで、次々と試験導入を進めています。 一期一会の付加価値で勝負、もちろん楽しむことは忘れずに!顧客に楽しんでもらうために、飲食店は今まで以上にクリエイティブで特別な体験を試行錯誤しています。そのためには、付加価値が必須です。 外食機会が減る中、一度の食事、そして一口一口がより特別でなければなりません。そのためには、洗練された味の組み合わせに加えて、カスタマイズやサステナビリティへの配慮なども求められています。 ただ一番は楽しむこと!食事は家族や友人と大切な時間を過ごす空間です。楽しむことが何よりも大切です。
Stephanie • April 19, 2022
This month we’ve updated the Ripples Cloud – your management portal to control your locations, customizable Ripples WebApp, and content – giving you more control over your Ripple Maker content and tiered access for multi-location venues.Our team is LOVING the Japan content this month – Spring botanicals, cat patterns, and traditional artwork with a twist
Stephanie • Januar 26, 2022
The noted American Chef James Beard once said “food is our common ground, a universal experience”. The degree of relatedness between food and society in these trends feels tighter today than ever before. From personal health, to planetary health, to the blurring lines between physical and digital experiences in our technology-driven world — food is
Stephanie • Januar 12, 2022
1.What’s your educational and professional background? I have a Bachelor’s of Science and a Master’s Degree in Food Sciences, and I completed my Ph.D. and postdoc work in surface chemistry at the Weizmann Institute of Sciences. I specialize in making ink for all types of inkjet heads, and I previously worked for a company called
Stephanie • Januar 8, 2022
ウィスキーにキャラメル、シナモン、りんごを加えれば、寒い冬にぴったりのカクテルの出来上がり。 最後にアクアファーバや卵白のフォームにリップルズでデザインを乗せれば、クラシック・カクテルが一瞬でモダンな一杯に。
stephanie9 • Januar 5, 2022
Wherein I try (and fail) to pour the perfect pint…. and Anderson Cooper tries Guinness for the first time….#CNNNYE pic.twitter.com/4Trbbpr7eE — Donie O’Sullivan (@donie) January 1, 2022 Friday night, during CNN’s NYC New Year’s Eve special, correspondent Donie O’Sullivan, on assignment in the West Village, surprised hosts Andy Cohen and Anderson Cooper with personalized
Stephanie • Dezember 18, 2021
The spirits industry has experienced significant challenges in the past couple of years. At a casual glance it’s easy to set up Covid as the culprit, but in truth, most of these changes were underway before Covid arrived on the bar scene. The pandemic just intensified them in unanticipated ways. Whatever the reasons, in today’s
Ryo Takanashi • Dezember 18, 2021
ここしばらく酒類業界で起きていた変化が、コロナによって想定以上のスピードで進んでいます。嗜好の世代間ギャップ、EC購入、規制環境など、多岐にわたりますが、各メーカーはそれに対応し、魅力的な新商品を次々と展開しています。見方によっては、コロナは酒類業界にとって革新的でポジティブな環境を提供しているようにも思われます。プレミアム志向からドリンク提供時の演出まで。スピリッツ・マーケティングを変える新たな消費者行動とは?X世代(1960年代〜1980年生まれ)とZ世代(1997年以降生まれ)では、お酒の嗜好が大きく異なります。この違いは、原料調達から、製造、マーケティング、そして販売に至るまで、スピリッツ業界に大きな影響を及ぼしています。コロナをきっかけに世代間ギャップが商品展開に与える影響が加速し、多くのメーカーが積極的な新商品(RTD)投入を行っています。なぜプレミアム志向が加速したのか?プレミアム志向は、スピリッツ、ビール、ワインの3つのカテゴリーすべてにおいて、ここしばらく続いている傾向です。特にスピリッツについては顕著で、巣篭もり生活での節約が続いていることもあり、多くの消費者がちょっとした贅沢や満足感を求めるようになっています。米国蒸留酒協会のチーフエコノミスト、デビッド・オズゴの言葉を借りれば、「人はロレックスやBMWを買えないかもしれないが、たまに80ドルのスコッチを買う余裕はある」ということかもしれません。 (BevAlc Insights)プレミアム商品の継続的な成長を支える要因は? プレミアム志向の主役はミレニアル世代とZ世代です。アルコールに関するある調査では18~34歳の54%が高価格帯の商品を選ぶと回答したのに対し、55歳以上ではわずか35%に留まっています。 (Adeo Group) 世界的に所得が伸びている。中国やインドなどの急成長市場では、急増する中間層がより高品質な飲料を求めるようになっています。 消費量が減少している。イギリスでは現在、成人の約20%がアルコールを消費せず、47%が消費量を減らしています。世界的にZ世代はミレニアル世代に比べて一人当たりの飲酒量が、さらに20%少ないというデータもあります。(Business Insider) プレミアム商品とドリンク提供時のプレミアム演出の相乗効果消費量が減っている中で、以前よりもお酒への支出余裕があるとすれば、当然今まで以上に洗練され贅沢な外飲み体験を期待するでしょう。カクテルを提供する際のプレミアムな演出は、高級スピリッツ・メーカーにとって軽視できない重要な役割を担っています。そして、それはリアル体験だけに留まらず、デジタル体験にも及んでいます。 ミレニアル世代の69%は、食べる前に食べ物や飲み物を写真に撮り、SNSに投稿します。特にカクテルは最も投稿されやすいものの一つで、TikTokによると2021年上半期に「カクテル」(Club Mirror)のハッシュタグは20億件近くに上ったといいます。経済誌『Forbes』は、「インスタグラムでの口コミ効果を期待して、バーテンダーが写真映えを意識したドリンクを考案することは当たり前です。以前は物珍しがられていたようなものが、今では大きな差別化として成り立っています」とも言及しています。 そのため、各メーカーは、カクテルにミックスしたスピリッツの視認性を高める新たな方法を模索しています。多くの場合、グラスやガーニッシュ、カクテルの色などを工夫して、自社製品を目立たせます。Ripplesを活用しているメーカーも多く、魅力的な消費者体験に貢献しています。変化する消費者の嗜好に合わせた商品開発ビールはもはや男性向けのお酒でもなければ、カクテルが女性向けのものでもありません。市場調査会社カンターによれば、イギリス人女性は2010年に比べて年間4,000万杯も多くのウィスキーを飲んでいるそうです。男性の消費量が6%減少しているのに対し、15%の増加です。さらに興味深いことに、全体の20%がコロナでの巣篭もり生活以前には飲まなかったようなお酒を試したがっているともいいます。 消費者の好みが変化している中で、各メーカーは新たなファンを獲得する機会に恵まれています。マーケティング戦略を見直し、これまでアプローチしてこなかった消費者セグメントの取り込みを強化するタイミングではないでしょうか。 嗜好の多様化に伴い、メーカーの商品展開にも変化が起きています。低アルコール商品とノンアルコール商品はその代表的な例です。特にZ世代は健康意識が高く、酔った勢いで自分が不用意にSNSに投稿されることを避けるため、アルコール消費量を減らす傾向にあります。低アルコールやノンアルコール商品はそんなニーズにこたえ、大きなシェアを獲得しています。グーグルは、ノンアルコールカクテルの新造語である「モクテル」というワード検索が2022年には58%増加すると予測しています。 各メーカーは、付加価値のある「外飲みモクテル体験」を提供するために既成概念にとらわれない発想が必要とされています。コロナが2022年のスピリッツ・マーケティングにもたらす影響は?長引くコロナ禍での巣篭もり生活の中で消費者行動にも変化が出てきています。多くの人がデリバリーサービスを利用するようになり、今までよりも高級なお酒を買って、お気に入りのカクテルを自宅で楽しむようになりました。社会生活の再開に伴い、飲食店では自宅で再現できない付加価値のある体験を提供することが必要不可欠とされています。飲料とデジタルの融合飲食業界はこれまでデジタル化への取り組みが緩やかでしたが、コロナが始まって以降、そのスピードが加速しています。オンラインで簡単に注文や支払が可能になりました。デジタルメニューを使えば、ドリンクをお客様の好みにカスタマイズすることも簡単です。今まで以上にお客様の好みに応えられるサービスが可能となってきています。 海外旅行に行くことが難しい中、「ギネスで世界を旅しよう」というキャンペーンが韓国で実施されました。アプリ上にセルフィーや好きな写真をアップロードすると、選択した写真と好きな旅行先のデザインを組み合わせ、簡単にビール泡の上にプリント。自分だけの特別なカスタマイズ・ギネスが飲食店で提供されました。ビールを楽しみながらひとときの旅行気分を楽しむ消費者の姿がSNSで拡散されました。 アプリを使ってビールやカクテルをブランディングしたり、新しい消費者体験を作ったりすることは、一見難しそうに見えて意外と簡単にできるのです。特別な外飲み体験が勝利の鍵いかがでしたか? コロナを経験した消費者は、今まで以上に外飲み体験に高い期待を持っています。スピリッツメーカーが売上拡大を図るためには、飲食店の現場でこれらの消費者ニーズをいかに実現していくかということが課題です。そのための柔軟性とクリエイティビティが求められているようです。
Stephanie • Dezember 16, 2021
Now it’s easier than ever to update your Ripple Makers and wow each guest – from right behind the bar! We’re excited to share these updates with you, designed especially with your front-of-house staff in mind. 1. Onscreen Search by TagYour servers can now search though the entire Ripples library in seconds with the new
Stephanie • November 16, 2021
1. What led you to become an illustrator? I’ve been drawing every day since I was a little kid, and was lucky enough to turn it into a career. 2. Where do you find inspiration for new drink design series? Life, the streets, and Pinterest. 3. How long does it take you to